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1.自治会町内会とは

 地域に暮らしていると、いろいろ気がつくことがあります。防犯灯が消えかかっていて道が暗かったり、野良猫やカラスがゴミの集積場を汚したり、台風が過ぎ去った跡に近くの公園に落ち葉や小枝が散乱したり…。

 誰でも快適な環境の中で生活をしたいと考えていると思います。

 住みよい生活環境を維持するためには、行政の目や手が届きにくいことがあります。

​たとえば、道路・公園の美化、清掃や防犯灯の維持管理、家庭ゴミ集積場の清掃保持などです。資源回収や広報などのように、地域としてまとまった方が効率的に行える仕事があります。また、行政の施策がいき届いたとしても、住民の連帯意識や人間関係を育てていくことは不可能です。地震などの災害時にも日常の近隣関係が有効な手立てとなります。こうした役割を担っているのが自治会町内会です。

 一言で言えば、「同じ地域に住む人々が、日常生活を営む中で、地域に起こる諸問題に対応したり、イベントを通して親睦を図るなど、住み良い地域社会を目指して、お互いに協力しあい、さまざまな活動を行う住民の自治組織」が自治会町内会ということになります。

 地域単独や行政だけでは解決することが難しい課題について、住民と行政が協働して取り組むことにより、問題解決が可能となる場合があり、そのためには、自治会町内会が大きな役割を果たしております。保土ヶ谷区では、安全安心な街づくりや交通問題、ゴミの減量化など、自治会町内会と行政が協働して取り組むことにより、効果を上げて来ました。

 自治会町内会は任意団体であり、その設立や加入は自由で、強制されるものではありませんが、地域で住み良い生活環境を維持するための住民組織ですから、できる限りすべての地域で設立され、すべての世帯が加入するような形にもっていくことが望ましいといえます。

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